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いちご狩り

毎年のように母と一緒に訪れておりました思い出の場所でもありますイチゴ狩りの巨大ビニールハウスにやってまいりました。ちょうど4年ぶりですが、室内は以前と変わらず暖かく一面に甘い香りが漂っておりました。グリーンの葉の間には白い花がたくさん咲いていて、その周には時折ミツバチの姿も。甘味が強く一番人気だという"あまおとめ"をはじめ、あすか、レッドパール、紅ほっぺなど以前に食べましたイチゴの他に新しい品種が7、8種類も増えたのだとか。赤くて、大きくて甘そうなイチゴを選んでは無心に食べ比べているうちに、お腹ばかりでなく心も充分に満たされました。

イチゴは座るか中腰になって摘むというイメージでしたので、初めてこのイチゴ農園を訪れました時は驚きました。今年、小学四年生になる彼女がこの高さですので大人も腰に負担がかからず楽しめました。

| 遊・他 | 13:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
Myぐいのみ

2月10日のお茶を飲もう会では私のリクエストが採用され、亀生堂さん(西条市)のいちご大福で美味しいお抹茶をいただきました。そんな時、東京では茶陶展のお手伝いをしてくださっている方たちがご一緒にお酒を飲んでいらっしゃるという情報をキャッチいたしました。電話越しからの楽しそうな声、随分とご機嫌なご様子は羨ましい限りでした。当然、藤田先生の志野ぐい呑で美味しい日本酒をいただき、ぐい呑談義の真っ最中だったようです。
茶陶展「桃山志野現代に焼く」の際は毎晩、皆様との会食を楽しみにいたしております藤田先生。それぞれ自慢の志野ぐい呑が持ちよられ、ぐい呑談義に花がさきます。皆が口々に「ぐい呑、持っていますから。」とMyぐいのみをテーブルの上に出しますと、店主(料理人の方は特に興味があるみたいです)やお店のスタッフの方ばかりでなく傍のお客様までもが声を掛けてくださることがありますので、その場の雰囲気がグッと和みます。男性が持っているイメージの強い“Myぐいのみ”ですが、最近は女性の方の間でも流行っているんですって。お仲間が増えつつあって嬉しいです。


Myぐいのみの中では一番大きくて存在感がある志野ぐい呑です。撮影にあたりまして、お洒落で粋な感じが出ればと黒いレースを使用してみました。母が以前、日本酒が大好きな父のために求めた藤田先生の志野ぐい呑です。その父も高齢のため飲酒が難しくなりましたので最近譲り受けました。

| ぐいのみ | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
矢筈口の志野水指

以前よりも更に大きく(背が高い)轆轤挽きされました志野矢筈口水指が乾燥(凍らないよう)のため、一日中ズ〜ッと暖かい室内に並べられております。昨年末からの水指作りは、作っても作っても乾燥中に次々と壊れてしまうという残念な状態が続いておりますのに、最初頃に作りました水指も壊してしまわれるのだとか。陶芸をされます方々も、初めて見たという粘り気の無い粘土(百草土の原土)を30cm近くも挽き上げるという藤田先生の轆轤挽きや矢筈口の作り方などを真剣にご覧になっておられました。

挽きたてホヤホヤの志野矢筈口水指。どちらの造形もこのままで充分素敵だと思うのですが、このあと乾き具合を見計らって削りがなされ個性が更に際立ってまいります。

 

残念! 粘り気の無い百草土を用いておりますので潰れ方も大胆です。

 

| 陶 芸 | 13:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
志野水指に使用の百草土

40年ぶりに矢筈口志野水指を制作中の藤田先生の元には千載一遇のチャンスということで、前々からお付き合いのあります若い陶芸家の方々が県外から次々と見えられております。

 

粘土作りと並行しましてのロクロ挽き。使用されますのはピンク色をしました肌理の細かい百草土の粘土ですが、中には小石(瑪瑙など)が入っておりました。藤田先生は粘土作りやロクロ挽きの際、自然のまま小石も除かないのだとか。

志野水指の側面には小石が顔をのぞかせておりました。

| 陶 芸 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
お茶を飲もう会

2019年1月10日、今年初めてのお茶を飲もう会が与州窯工房でありました。例年はお正月の余韻が何処かしらに残っておりますが、今年は工房内に轆轤挽きがされました矢筈口志野水指が乾燥のために十数個並べられておりました。その水指が凍らないようにと夜中も起きてストーブに薪を入れていらっしゃるという藤田先生。お疲れさまです。
お抹茶と一緒に今年最初にいただきました和菓子は花びら餅。お正月の余韻、こんなところに見つけました。


山の絵が描かれました志野茶碗での一服。小さな鼻とちょこんと付きました尻尾が可愛らしい和菓子は猪でした。

 

毎月10日に与州窯工房におきまして「お茶を飲もう会」 が行われております。藤田先生の和歌や書のファンの方々から好評の短冊プレゼントは今年も続けてくださるそうですので、そちらもお楽しみに。ワイワイと賑やかで気軽な会ですので、機会がございましたら是非ご参加ください。

■日時: 毎月10日    午後1時〜4時 (時間内、出入り自由です)
■場所: 与州窯工房  愛媛県新居浜市萩生字河の北66-2
■会費: 1.000 円

※都合(茶陶展など)で休ませていただく場合がございますので、県外から見えられる方や初めてご参加の方、人数の多いグループの方などはお手数ですが前もってお問合せください。

| お茶を飲もう会 | 16:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
志野矢筈口水指

藤田先生がお元気で窯仕事をされていらっしゃるご様子に、自分も負けずに頑張りたいとのお声が全国から届いております。藤田先生は年中、猪突猛進。年末より志野矢筈口水指(しのやはずぐちみずさし)作りに邁進されていらっしゃいます。


藤田先生がお若い頃に作られたという志野矢筈口水指をご覧になり、見た目だけで無くその技術力の高さに驚かれたという著名な茶道家の方がいらっしゃいました。そんな志野矢筈口水指づくりを四十年ぶりに始められました藤田先生。当然のことながら初めて拝見させていただいております。
中に空気を含むパイプ状(裏側に隙間が無い始末方法)の口造りが特に難しいとのことですが、そこに行きつくまでには造形上30cm近くもの高さを確保しなければならないのだとか。百草土の原土はそのサクサクとした粘りの無い土質のため、他の材よりも扱いが容易でないことは前々から陶芸をされる皆様方からもよくお聞きいたしておりましたので、そのたいへんさがうかがえます。昔から水指を形作る方法は様々あるそうですが、「職人の意地」をもち出し轆轤を用いて一気に引き上げるという難しい方法をあえて選択するという姿勢はやはり藤田先生らしいです。
「何十年も水指は作っていないから作り方を忘れてしまった」とおっしゃりながら、口造りを作るために極限まで柔らかくしたという百草土。厚さ5个曚匹鯤櫃舛覆ら30cm近くの高さまで一機に轆轤で引き上げ、そのままクルッとパイプ状に口造りを作るという至難の業に、これが「技術力の高さ」と評された所以なのだとあらためて感心いたしております。今回は更にそのまま轆轤を回しながら胴や胴裾(ハカマ)の仕上げに入られたため、轆轤が高速回転する度に口造りがブルンブルンと振り回されてグニャッとしている状態を目の当たりにしました私はハラハラ、ドキドキが止まりませんでした。スッキリした中にも野暮ったさが要るという藤田先生の志野矢筈口水指。その仕上げにも目が離せません。

| 陶 芸 | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
先見の明

遠目に見ておりましても何だか気になる存在の志野ぐい呑を見つけました。手に取らせていただき様々な角度からじっくりと眺めながら「このぐい呑はいつ頃のものですか?、良いぐい呑ですね!」とお伺いいたしましたところ、藤田先生が10日間ほど続けて使用したとのことでした。何度か見せていただいておりました最近作の中にあったようですが気が付かずにいつもスルーしていたようです。使用するほどにシットリと滑らかな艶感が増して良い雰囲気の肌に育つことはずいぶん勉強させていただいておりましたのに、好み優先で先見の明を持ち合わせていなかった自分に少々ガッカリしてしまいました。
皆様にも美味しい日本酒をたくさん召し上がっていただき、お持ちの「Myぐい呑」を良い雰囲気に育てていただきたいと思っておりますが、人生の大先輩(飲酒歴も約60年)であります藤田先生より「健康で長いあいだ美味しいお酒を楽しみ続けるためには、飲み過ぎには充分注意すること。」とのシンプルながら的確なお言葉を頂戴いたしております。お酒の量が増す時期ではございますが、皆様お身体には充分お気をつけてくださいね。

 

 

| ぐいのみ | 13:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
志野水指の共蓋

蓋の有りませんでした志野水指の本体に合わせまして蓋を作られるという藤田先生の轆轤挽きに遭遇いたしました折には、ビューンと超高速で回る轆轤にビックリして思わず「速っ!」と叫んだものでした。大きさや厚みなどがミリ単位で微妙に異なりました平らなお皿のようなものが何枚もロクロ挽きされ、一つ一つ特徴付けられました後に大胆で個性的な持ち手が素早く取り付けらていきました。もうこれで完成かと思っておりましたところ、その後も一つ一つ水指の本体と合わせられました蓋の裏面にも丁寧な調整が行われ、乾燥後に志野釉(千倉石)が掛けられました。


藤田先生は何度目かの窯焚きを既に終えられておられますので、志野水指の蓋も複数個焼けております。焼く前よりあきらかに数が少なくなっております蓋を前に、乾燥や焼成時に収縮して割れたり大きく変化する本体と蓋との関係や焼き方次第で変ってくるという肌合いや色味をピタッと合わせることが想像以上に難しかったことを初めて知りました。それでも志野水指本体とサイズの合いそうな何枚かの蓋を組み合わせながら楽しむという滅多に無い貴重な体験にはテンションが上がりました。蓋の形状や厚み、持ち手、肌合い、色味などが異なると水指全体の雰囲気や表情が随分と違って見えるものだとあらためて勉強させていただきました。皆様との賑やかな志野水指談義の中、志野の水指の評価が高かったことは言うまでもありませんが蓋に関しましても「塗蓋も良いけれど、本体と蓋が同じ素材の共蓋がやっぱり一体感があって落ち着くね。」ということで意見が一致いたしました。

| 陶 芸 | 09:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
踊る「志野織部ぐい呑」

以前にも書かせていただきましたが、藤田先生のぐい呑の特徴のひとつといたしまして45度に傾けても倒れないことが挙げられます。お酒をこぼさないという利点や傾けたままお酒を注ぐとクルクルッと回って元に戻るという面白さもあり、皆様には楽しんでいただけているようです。そのことは意図的に作った造形では無いため、人づてに聞いて藤田先生ご自身が一番驚いたというエピソードもあります。多分、長年の経験でバランスが良くなったのではないかと藤田先生は分析されておられました。
先日からご紹介させていただいております藤田先生の志野織部のぐいのみも、45度に傾かせると通常のぐい呑よりも口辺がくねっている分、コトコトと想像以上の面白い動きをして楽しませてくれます。そんな志野織部のぐいのみを新たに
「ぐい呑」コーナーに掲載させていただきましたのでご覧になってください。

口辺のユニークさだけでなく、流れるような曲線美が志野織部ぐいのみたちの特徴です。素朴でどことなく懐かしい雰囲気が漂うガラス質の肌がたいへん魅力的です。向かって左側は329番の志野織部ぐいのみ、右側は334番の志野織部ぐいのみです。

| ぐいのみ | 13:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
和 歌

薪ストーブに火が入りました。「ストーブの火が一番のご馳走」との声が、あちらこちらから聞こえてまいりました。赤外線効果で身体の芯までポッカポッカと暖かく、薪のほのかな香りの中パチパチと爆ぜる音を聞きながら揺らぐ炎を見つめておりますと心が癒されます。今年最後のお茶を飲もう会に、初めてご参加くださいました方々にも喜んでいただけましたようで良かったです。

今回も藤田先生の詠まれました和歌が書かれました短冊を、たくさんの中から選んでいただきました。詠まれましたご本人から直接読んでいただき、情景まで細かく説明していただけるなんて有り難いことです。

川柳か 冬枯れしたか 糸柳と なりて春まつ 我か心かも
かわやぎが ふゆがれしたか いとやぎと なりてはるまつ わがこころかも

 

石つちか 峰さかしまにして 舟のごと 浮ふくろ世に 入相のかね
いしづちが みねさかしまにして ふねのごと うかぶくろせに いりあいのかね

| 和歌・短冊・書 | 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) |