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百草土のお引越し

 

百草土の大きな塊を取った後に、メノウの原石をディスプレイしてみました。

藤田先生が所有しています16トンの百草土です。何年もかかって手掘りで取ってもらったという貴重なその土は綺麗なピンク色で肌理が細かくスベスベしています。
現在の工房へ移って来ました時には既にシートが掛かった状態で置かれておりましたので、興味のあるお客様が見えられた時にシートの隙間から見せていただくというぐらいのものでした。今回、下にコンクリートが敷かれることになり重機で移動されましたので間近で見ることができました。
その百草土を用いまして藤田先生が粘土を作るということで、充分に乾燥しました百草土の塊を大容量の容器に入れていくという簡単な作業を手伝わせていただきました。その際、百草土に混じりました小石を無造作に取り除いておりますと、「それは、メノウの原石だ。」と教えていただきましたので、あちらこちらに散らばっておりました小石を急いで拾い集めました。藤田先生の工房で、たくさんのメノウ原石を見つけられるなんて驚きでした。

 


<百草土が手掘りされた理由>

 

―― 先生が焼かれる志野の土とはどのようなものなのですか。

 

藤田 私が志野を焼いているのは百草土(モグサツチ)と言い、鉄気が少なく粘り気の全く無い土です。百草土という名前の由来は諸説ありますが、昔は川であった水の少ない痩せ地(現在は川でないところ)で、河原蓬(カワラヨモギ)の自生する場所にあると聞いたことがあります。お灸に使用されるもぐさに似てパサパサした土ということかも知れません。
私はその百草土の原土を混ぜ物なしの単味で焼いています。粘り気が無いため成形が極めて難しい土なのですが、長く焼くとやわらかい質感なのに物凄く硬くて頑丈になるのです。

 

―― その百草土というのは、どこの土ですか。

 

藤田 岐阜県可児市の土で、三億年ぐらいも前のものです。掘れば何処からでも出てくるというものではなく、この地方のごく限られた四キロ四方にしか存在しない土なのです。木や草の炭化物がたくさん混じった土で、丸い玉状で出てきます。現在はもう取れなくなっているので、私が所有している十六トンの百草土が最後ではないでしょうか。

 

―― どこに出てくるかが分からないというのは、どういうことでしょう。

 

藤田 地層になっているところであれば掘るとそこから出てくるのですが、根砂に包まれた丸い玉状でコロコロと転がってきているので、その塊を一つ一つ探さなければならないのです。

 

| 陶 芸 | 10:27 | comments(0) | trackbacks(0) |









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