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卯の花

与州窯工房では山藤の花が終わり、今は卯の花が満開の時期を迎えております。

 

 

藤田先生が今の季節を詠まれました和歌を二首ご紹介いたします。

うのはなの ちらぬかぎりは やまさとの このしたやみは あらねとおもふ

てにとらば いまにこぼれん うのはなの ほつれるままに はよつぼにいけ

| 和歌・短冊・書 | 13:00 | comments(0) | - |
金華山志野ぐい呑

以前、掲載させていただきました金華山志野の記事をご覧になって「金華山の土は既に捨てられていて藤田先生の手元に無いのでは?」と、お気づきの方もいらっしゃるかと思います。金華山特有の渋くて深い色合いの金華山志野のお茶碗を再び焼いてみたいとの思いから、三年年ほど前から藤田先生の金華山の土探しが始まっておりました。何十年も前の記憶を辿り、方々を探しまわったようですが辺りの様子は激変していて同じ場所での土の入手は困難だったようです。しかし、その当時の様々な方面からの考察で入手いたしておりました土を百草土にパーセントを替えながら混ぜて粘土をつくり、轆轤挽きを経まして成形されましたお茶碗には胴締めと言われます箆目が胴に一回り施されておりました。「前と採取した場所が違うので、焼いてみないと分からない。」とのことでしたが、鉄分の多いところは似ていましたようで高台を見ると少し黒みがかっておりました。今回の17日間にも及びます窯焚き、焚き過ぎて壊れてしまった大窯から誕生いたしました金華山志野だけあって生命力を感じずにはいられません。ドッシリとした大らかな造形に小さな穴の空いた鉄玉が方々に入った艶肌は独特な雰囲気を醸し出しており、藤田先生の従来の志野とは異なっているものの別の魅力が感じられます。サヤ、志野茶碗の中で充分過ぎるほど焼かれました金華山志野ぐい呑をご覧ください。

 

前回掲載の金華山志野茶碗や今回掲載の金華山志野ぐい呑が誕生いたしました壊れた薪窯の様子です。

 

 

水指を一緒に入れたのが焚き過ぎの原因と分析される藤田先生。百草土100%の志野水指もこのような悲しい姿に・・・

■2017年のブログ「陶材探しの旅」/2018年のブログ「胴締めスタイル」もご覧ください。

■ホームページ『桃山志野現代に焼く』のその他の作品コーナーに金華山志野ぐい呑を掲載いたしました。高台もご覧いただけますので、金華山の独特な土味もお楽しみください。

| ぐいのみ | 14:20 | comments(0) | - |
金華山志野茶碗

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため与州窯工房でのお茶を飲もう会も中止いたしておりますが、自粛がまだ継続中ですので、今月(5月10日)のお茶を飲もう会も中止となりました。与州窯工房では今年も山藤の花が咲いております。


今月のお茶を飲もう会で使用しようと予定いたしておりました金華山志野茶碗です。先日の17日間にも及びました窯焚きで窯は壊れましたが、その中で生き残っただけあって生命力が満ち溢れた志野茶碗に元気がもらえます。

 

器肌全体に品の良い貫入が入っております。

■ホームページ『桃山志野現代に焼く』の茶碗コーナーに金華山志野茶碗を掲載いたしました。

| 茶碗・茶道具 | 13:56 | comments(0) | - |
志野ぐい呑 

『ぐい呑』コーナーの志野ぐい呑をより楽しんでいただくために。

いつもギャラリー窯倉をご覧いただきまして有難うございます。「気分が落ち込んだ時にお気に入りの志野ぐい呑を見て元気をもらっています。」「毎日眺めて癒されています。」「見るたびに新しい発見があります。」などのお便りを皆様からお寄せいただき嬉しく思っております。そこで皆様により楽しんでいただけますように藤田先生の志野ぐい呑のことを少しまとめてみました。


以前にも書かせていただきましたのでご存じの方も多いと思いますが、藤田先生がより良い志野茶碗を焼くために必要不可欠なのが志野のぐい呑(志野茶碗の見込みを焼くため)です。そして志野茶碗と志野ぐい呑の造形が似ているのは、ぐい呑でもお茶碗の練習をしているからなのだそうです。藤田先生が志野茶碗を焼かれる時はサヤの中にお茶碗を、お茶碗の中にぐい呑を入れます。その三重構造になったものを積み重ねて窯に入れるので志野ぐい呑も志野茶碗と同じ日数焼かれていることになります。志野茶碗同様に取れる個数も限られているのです。手にピタッとフイットして持ちやすく、口当たりの良さが際立った藤田先生独自の造形に二週間もの窯焚きが加わり、火色や柚子肌、貫入、光沢などの出方が異なった唯一無二となった志野ぐい呑はお酒を召上がる方は勿論、鑑賞に値するためお酒を召上がらない方からもご支持をいただいております。形の申し分のないものは無地志野に、弱いところがあるものにはアクセントが瞬時に施されバランスがとられております。他にも幾つかの種類があり、その相乗効果で魅力が増している志野ぐい呑がいくつも存在いたします。


■志野ぐい呑・・・藤田先生が二番土とか三番土と呼んでいるもので、志野茶碗の轆轤挽きや成形中に潰れた百草土の原土(一番土)を再度練りかえしたものを使用しています。焼くとたいへんよく焼き締まるのでぐい呑みには適しているのだそうです。窯によって焼きや色合い、肌合いなどの雰囲気が異なり個性が際立ちます。以前、百草土の一番土と二番土の比較のために実際に触らせていただいたことがありますが、練りかえしただけなのに一番土とは粘土の時から既に性質(色、肌理、質感、手触り、重さ)が異なっており不思議に思いました。
■一番土の志野ぐい吞・・・志野茶碗と同じピンク色の軽くて綺麗な百草土(ご自分で採取した原土100%を粘土にしたもの)を使用しています。焼く際に志野茶碗の中に入れるぐい呑の不足分を補うために、急きょ志野茶碗と同じ百草土の一番土で作られたものです。充分過ぎるほど焼かれているにもかかわらず、志野茶碗同様に発色が良くフワッとした柔らかい質感や白くてスベスベしている高台も特徴です。
■金華山志野ぐい吞・・・現在では入手困難な金華山の土を何%か含んだ百草土が用いられています。高台を見ると少し黒みがかっており渋い雰囲気が特徴です。金華山の土の含有量や焼きによって雰囲気が異なります。藤田先生独自のやきものですが、金華山の土が無いためもう焼くことはありません。
※藤田先生のお話より・・・何十年も前の話になりますが、三百年に一度という岐阜城のお堀の土をさらえていた作業現場に偶然行き当り、その土を愛媛県の工房までまで運んでもらい試しに焼いてみると真っ黒に焼けたため焼きものには適していないと判断して全部捨ててしまいました。その後、志野茶碗を焼いた時に雰囲気の違う志野茶碗が焼け、その志野茶碗の高台を見ると少し黒味がかっており百草土100%のものとはあきらかに異なっていました。百草土と金華山の土は見た目がよく似ていたので何%か偶然に混じっていたのだとその時に初めて気が付きました。
■窯変志野ぐい吞・・・見る角度によって金色や七色に輝く神秘的で品の良い味わい深い艶肌を見ることができます。窯変というだけあってある意味、奇跡と言えるのかもしれません。
■志野織部ぐい呑・・・焼く際に志野茶碗の中に入れるぐい呑の不足分を補うために、元々作っていた織部の造形のぐい呑に志野釉が生掛けされたものです。志野特有の肌とアンバランスでひょうきんな造形、水中らしい揺らぎの絵が特徴です。
■絵志野ぐい呑・・・古典的な絵柄、物語りのある昔懐かしい雰囲気の風景、可愛い動植物などの他にも藤田先生独自のユニークで流れのある楽しい絵が描かれております。「これは何の絵ですか?」とお伺いすると、思いもよらない答に驚くことや笑ってしまうことがあります。

| ぐいのみ | 11:28 | comments(0) | - |
折り紙 花火

折り紙「花火」を作って、みんなでクルクル回しながら楽しんでおります。難しそうだと思っておりました私にも比較的簡単に作れましたので、考えた方にありがとうと言いたいです。

カラフルであでやかな「動く立体の折り紙」に癒されます。

| 遊・他 | 13:24 | comments(0) | - |
轆轤挽きと削り

次回の窯焚きにむけ藤田先生の轆轤挽きと削りが続いております。百草土の原土100%はピンク色で肌理が細かく綺麗ですが、すぐにひび割れをおこすようなサクサク、パサパサとした粘り気の無い土でもあります。その上、藤田先生の使用するその粘土は柔らかいので轆轤挽きの途中でクニャ〜ッと潰れ、乾かしている途中にも口辺の割れから潰れていく様を私は幾度も目にいたしております。轆轤挽きの後の削りは自作のヘラ一本のみを使用し、瞬時に藤田先生独自の造形になります。今は、志野茶碗の轆轤挽きと削りが終わり志野茶碗の中に入れるぐい呑の轆轤挽きと削りでが始まっております。

 

百草土の原土。

 

ぐい呑、削り中!

| 陶 芸 | 10:48 | comments(0) | - |
穴窯の完成と窯焚き

穴窯の補修作業はその後も続き、金属の網が窯の天井一面に何層にも張りめぐらされました後に更に2トンもの土が載せられました。最初からの分を含めますと4トン以上もの土が窯の天井に盛られたことになります。以前にも増して頑丈な窯の完成後、待ちきれないご様子で直ぐに藤田先生は窯焚きを始められました。
長さ7メートル、壁面の厚みが65cmもある頑丈な窯となり安心感がありましたが、赤松の丸太(直径約25cm/長さ60cm)を使用しての窯焚きが始まりますと窯内からはゴーッゴーッと轟音が鳴り響き凄まじい圧で窯は膨れ上がり、その隙間からは煙と炎が勢いよく吹き出しておりました。数分、近くにいただけでも分厚い壁面からは予想外の熱が伝わってきて息苦しさをおぼえました。
そのような状況の中、お独りでの17日間もの不眠不休の命がけの窯焚き。薪は6トン使用していたのだとか。皆様にご心配いただいておりましたが藤田先生は無事に窯焚きを終えられておりますので先ずはご安心ください。
保温力が素晴らしくなかなか冷めない窯のフタを藤田先生が開けますと、中にはまだ熱風が立ち込めていたそうです。私が今までに見たことの無い光景を実際に見たのは次の日でした。分厚い耐火煉瓦を突き破り厚さが50cm近くもあるコンクリートの土台の真ん中には幅が10cmほどの大きな裂け目が窯の奥に1mほど続いておりました。サヤに入れられ前方に置かれていたという水指の口は円から楕円に形を変え、サヤと志野茶碗とハマコロと志野ぐい呑が一体化したオブジェのようなものが数点散乱し、窯焚きの凄まじさを物語っておりました。特に初めての窯での窯焚きはリスクが大きいので普通は様子を見ながら控え目に焚くものでは?と思ってしまいますが、最初から17日間も焚かれる藤田先生の体力や精神性はさすがに凄いと思いました。以前から藤田先生がお話してくださっております「長年、志野を焼いてきたけれど窯焚きのほとんどが失敗だった。」や、「あえて今まで経験したことの無い未知の方へ賭けて窯焚きをする。」という言葉の意味が少し分かった気がいたしております。
火の力って本当に凄い、怖いと思っている私たちを尻目に役目を無事に終えた煤だらけ傷だらけの窯を見上げながら、「大きい窯は面白い! 楽しい!」と藤田先生はおっしゃり、次の窯焚きの準備が勧められております。

 

| 陶 芸 | 11:09 | comments(0) | - |
正木記念邸『滴凍茶会』ご案内

大阪の正木美術館主催、第2回『滴凍茶会』が正木記念邸におきまして下記の日程で開催されます。

第2回『滴凍茶会』
日時    4月19日(日) 10時〜15時
席主    藤田 登太郎(与州窯/茶陶作家)
会場    正木記念邸広間   
参加費 2,200円  ※美術館入館料含む

 

◆新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため『第2回 滴凍茶会』は中止となりました。

| お知らせ | 13:58 | comments(0) | - |
和菓子 ハートが可愛い!

お茶を飲もう会が始まりましのに藤田先生が見えないと思っておりましら、ご出席の皆様方にと新しく短冊をご準備してくださっておりましたようで出来たてホヤホヤの短冊を持って来てくださいました。詠まれました和歌は数点でしたが雰囲気がそれぞれ異なっておりましたので、皆様どれをいただくか真剣なご様子で迷っていらっしゃいました。

ゆきけぬる はるまだあさき あわじべを いりひでそめて はやしおながる

 

 

今月のお茶を飲もう会の和菓子は、おまかせで作っていただきました。
「バレンタインが近いのでハートだね、可愛い!」と女性に人気で、盛り上がりました。

| お茶を飲もう会 | 11:33 | comments(0) | - |
窯焼き

何十個もの窯を手造りしてきたという藤田先生、薪窯の補修作業が昨年末より続いております。壁面の厚みが65cmとなり、天井も2トンの土が入れられましたので厚みが増し、更に巨大化しガッチリとした窯になっております。先日は、何も入れず窯を乾燥するためだけに火を入れられました藤田先生。まさに「窯焼き」です。上から見ると天井全体に大きないくつもの亀甲模様の亀裂がはしっておりました。今後もその亀裂を埋め、更に天井に土を入れて固め、乾燥を待のだそうです。窯づくり、大変です。

| 陶 芸 | 10:49 | comments(0) | - |