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畠山記念館様での茶陶展の思い出

毎年春に開催いたしております『桃山志野現代に焼く』藤田登太郎茶陶展。「藤田先生はお元気ですか?」とのお声と併せまして「東京での個展日程は決まりましたか?」と、大勢の皆様よりお問合せをいただいております。会場であります畠山記念館様が3月より大規模改築工事のため長期休館に入られましたので残念ながら予定いたしておりました茶陶展開催は叶わなくなりました。2007年より12年間、毎年4日間のみの開催ではありましたがご縁をいただきました大勢の皆様にはご遠方をご来場いただき熱心にご覧いただきましたこと、そして楽しい時間をご一緒に過ごさせていただきましたことに心より御礼申し上げます。また皆様とお逢い出来ますことを楽しみにいたしております。

畠山記念館様には様々なご配慮をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。茶陶展で初めて畠山記念館様へお邪魔いたしました時に、茶陶展会場としてお借りいたしました翠庵/明月軒付近の大きな樹木の選定をして明るくなったことや全室畳替えをして当日の朝スタッフ総出で畳を乾拭きしたというお話をお伺いし、そのお心遣いに恐縮したものでした。通常、お茶室や書院などはメンバーの決まりましたお茶会等で使用されることが多く、作品販売はしないものの不特定多数の出入りのあります茶陶展というジャンルにお貸しいただけることは難しいことは充分に承知いたしておりましたので「お茶会以外で貸し出しているのは藤田先生だけですよ。」と言っていただき、驚くとともに有り難かったことが思い出されます。
普段は閉まっておりますので外からのみの見学となります翠庵/明月軒の室内からお庭を拝見することが出来るという貴重な機会にも恵まれ、お客様にもたいへん喜んでいただけ良かったと思っております。

| お知らせ | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
gallery 窯倉、10才の誕生日

いつもギャラリー窯倉をご覧いただきまして誠にありがとうございます。藤田登太郎 専属通販ギャラリー「gallery 窯倉」をオープンいたしまして、ちょうど10年(2009年3月19日初投稿)を迎えました。皆様にはいつもご熱心にご覧いただき、たいへん有り難く思っております。もう少しのあいだ頑張りたいと思っておりますので、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
思えばギャラリー窯倉の誕生は、県外で開催の茶陶展『桃山志野現代に焼く』にご来場のお客様方から「藤田先生のお茶碗やぐい呑などの作品はどこへ行けば求められるのですか?」とのご質問に、私が「どこの茶陶展でも展示のみで販売はいたしておりません。取り扱っているお店もありませんので、遠方で恐縮ですが愛媛県の与州窯工房までお出掛けください。」とご案内をいたしておりましたところ、傍で聞いていらした藤田先生が「愛媛は遠いから・・・お茶碗、特に志野茶碗は難しいけれど、ぐい吞だけなら何か方法を考えてみましょう。」との一言がきっかけだったように記憶いたしております。志野ぐい呑の掲載にあたりましてはぐい呑を手に持ちクルクルと回しながら良いところを見つけては「みどころ」にツイツイ書いてしまいますので、書き過ぎてしまうという点におきましては少々反省いたしております。それでも写真では実物の魅力(大きさ、色、質感、艶、光沢、手取りなど)が充分に伝わらない気がいたしまして残念な思いを抱えております。本来は手に持って実際にご覧いただくことがベストですので、茶陶展会場にもお持ちしご覧いただいております。店長ブログも藤田先生の陶材や道具類の他、その仕事ぶりや独特な発想、考え方などに元気がもらえるとファンの方も随分と増えたいへん有り難いのですが、しばらくブログをお休みいたしておりますと皆様心配されまして「藤田先生はお元気ですか?」と、お問い合わせをいただきますので怠けることが難しくなったなぁと感じております。
県外での茶陶展のお手伝いをさせていただくようになりまして十数年が経っておりますが10年分のブログを読み返しながら各地で開催されました茶陶展のこと、そしてご縁をいただきお逢いすることの出来ました皆様方のことを懐かしく思い出しております。ご両親が熱心に展示のお茶碗をご覧になられる中、座布団の上で寝かされておりました赤ちゃんが中学生になり、正座やお抹茶が初めての体験だったという小さなお子さんたちが成人式を迎えられましたことなどを思いますと月日の経つのは早いものだと感慨深いものがあります。
茶陶展では私たちも普段目にする機会の少ない藤田先生よりすぐりの志野茶碗を中心に二十歳代に焼かれたという井戸茶碗や萩茶碗、唐津茶碗などの味わい深い各種お茶碗が展示されますので、ご来場のお客様とご一緒に和気藹々と楽しく拝見させていただいております。そのお客様同士の交流の輪も年々広がりをみせておりますのも、ギャラリー窯倉をご覧くださったお客様が各地で開催の茶陶展へご来場くださるようになったということも多少はあるかと自負いたしております。またフットワークの軽いお若い方を中心に何人もの方が愛媛県の与州窯工房へ県外からわざわざ足を運んくださるようにもなり、藤田先生と深い知識をお持ちの皆様方との関わりの中で私も貴重な勉強をたくさんさせていただいております。ご縁がご縁を生んだ大勢の心優しい皆様方との交流が今後も続きますことを、そして新たな出逢いがたくさん生まれますことを心より願っております。

| 未分類 | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
『正木美術館』作品展示のご案内

大阪の正木美術館様がパークホテル東京25階のアトリウムで展示されます今回のテーマは花鳥文だそうで、その中には藤田先生の志野茶碗「花ノ山」も含まれております。機会がございましたらご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。


正木美術館の名品紹介 Vol.17 -Spring Exhibition- 

【会場】 パークホテル東京 25F アトリウム
     東京都港区東新橋1-7-1   汐留メディアタワー
【期間】 2019年3月15日(金)〜6月13日(木)
【料金】 無料
正木美術館ホームページ

 

展示作品
1「青銅獅子花鳥文八稜鏡」奈良時代/8世紀
2「鍍金花鳥文鉢」   平安時代/8〜12世紀
3「元祥瑞三つ葉皿」  中国・明時代/14〜17世紀
4「茶碗 銘 花ノ山」   与州窯 藤田登太郎作 現代

 

| お知らせ | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
志野焼 粘土作り

「百草土の塊(原土)を粘土にする方法は難しいのですか?」と以前、藤田先生にお伺いしたことがありました。「粘土作りは簡単で、最大のコツは土をよく乾燥させることと綺麗にしすぎないこと。」とおっしゃり、その時に大まかな作業方法を教えてくださいました。
その内容は「百草土の原土を粗莚の上で幾日もかけてよく乾燥させ、そのあと木槌で打って粒を揃え、それをタンクに取って上から水を加える。一週間後に元の粗莚の上で水切りをし、帆布の上で二〜三時間ほど踏み、その時に中に入っている小石を取り除く。その後、練り台の上で大押しにかけて轆轤で挽きやすい大きさに揃え、それを室に入れて乾燥を防ぐ。」というものでした。
最近 1トンもの百草土で粘土を作る作業を実際に見せていただいておりますが、どの作業も手間がかかってたいへんそうですが、特に「・・・上から水を加える。一週間後に・・・」は、さすがに省略のし過ぎでしょうと思ってしまいましたのは、百草土と水を複数の大きなタンクの中で攪拌し、溶けた分だけ漉して巨大タンクに移していくという作業(濃度を順次濃くしていくらしい)が繰り返し何日間もかけて行われていたからです。見たり聞いたりするだけでは分からないことってたくさんありますね。

| 陶 芸 | 11:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
いちご狩り

毎年のように母と一緒に訪れておりました思い出の場所でもありますイチゴ狩りの巨大ビニールハウスにやってまいりました。ちょうど4年ぶりですが、室内は以前と変わらず暖かく一面に甘い香りが漂っておりました。グリーンの葉の間には白い花がたくさん咲いていて、その周には時折ミツバチの姿も。甘味が強く一番人気だという"あまおとめ"をはじめ、あすか、レッドパール、紅ほっぺなど以前に食べましたイチゴの他に新しい品種が7、8種類も増えたのだとか。赤くて、大きくて甘そうなイチゴを選んでは無心に食べ比べているうちに、お腹ばかりでなく心も充分に満たされました。

イチゴは座るか中腰になって摘むというイメージでしたので、初めてこのイチゴ農園を訪れました時は驚きました。今年、小学四年生になる彼女がこの高さですので大人も腰に負担がかからず楽しめました。

| 遊・他 | 13:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
Myぐいのみ

2月10日のお茶を飲もう会では私のリクエストが採用され、亀生堂さん(西条市)のいちご大福で美味しいお抹茶をいただきました。そんな時、東京では茶陶展のお手伝いをしてくださっている方たちがご一緒にお酒を飲んでいらっしゃるという情報をキャッチいたしました。電話越しからの楽しそうな声、随分とご機嫌なご様子は羨ましい限りでした。当然、藤田先生の志野ぐい呑で美味しい日本酒をいただき、ぐい呑談義の真っ最中だったようです。
茶陶展「桃山志野現代に焼く」の際は毎晩、皆様との会食を楽しみにいたしております藤田先生。それぞれ自慢の志野ぐい呑が持ちよられ、ぐい呑談義に花がさきます。皆が口々に「ぐい呑、持っていますから。」とMyぐいのみをテーブルの上に出しますと、店主(料理人の方は特に興味があるみたいです)やお店のスタッフの方ばかりでなく傍のお客様までもが声を掛けてくださることがありますので、その場の雰囲気がグッと和みます。男性が持っているイメージの強い“Myぐいのみ”ですが、最近は女性の方の間でも流行っているんですって。お仲間が増えつつあって嬉しいです。


Myぐいのみの中では一番大きくて存在感がある志野ぐい呑です。撮影にあたりまして、お洒落で粋な感じが出ればと黒いレースを使用してみました。母が以前、日本酒が大好きな父のために求めた藤田先生の志野ぐい呑です。その父も高齢のため飲酒が難しくなりましたので最近譲り受けました。

| ぐいのみ | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
矢筈口の志野水指

以前よりも更に大きく(背が高い)轆轤挽きされました志野矢筈口水指が乾燥(凍らないよう)のため、一日中ズ〜ッと暖かい室内に並べられております。昨年末からの水指作りは、作っても作っても乾燥中に次々と壊れてしまうという残念な状態が続いておりますのに、最初頃に作りました水指も壊してしまわれるのだとか。陶芸をされます方々も、初めて見たという粘り気の無い粘土(百草土の原土)を30cm近くも挽き上げるという藤田先生の轆轤挽きや矢筈口の作り方などを真剣にご覧になっておられました。

挽きたてホヤホヤの志野矢筈口水指。どちらの造形もこのままで充分素敵だと思うのですが、このあと乾き具合を見計らって削りがなされ個性が更に際立ってまいります。

 

残念! 粘り気の無い百草土を用いておりますので潰れ方も大胆です。

 

| 陶 芸 | 13:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
志野水指に使用の百草土

40年ぶりに矢筈口志野水指を制作中の藤田先生の元には千載一遇のチャンスということで、前々からお付き合いのあります若い陶芸家の方々が県外から次々と見えられております。

 

粘土作りと並行しましてのロクロ挽き。使用されますのはピンク色をしました肌理の細かい百草土の粘土ですが、中には小石(瑪瑙など)が入っておりました。藤田先生は粘土作りやロクロ挽きの際、自然のまま小石も除かないのだとか。

志野水指の側面には小石が顔をのぞかせておりました。

| 陶 芸 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
お茶を飲もう会

2019年1月10日、今年初めてのお茶を飲もう会が与州窯工房でありました。例年はお正月の余韻が何処かしらに残っておりますが、今年は工房内に轆轤挽きがされました矢筈口志野水指が乾燥のために十数個並べられておりました。その水指が凍らないようにと夜中も起きてストーブに薪を入れていらっしゃるという藤田先生。お疲れさまです。
お抹茶と一緒に今年最初にいただきました和菓子は花びら餅。お正月の余韻、こんなところに見つけました。


山の絵が描かれました志野茶碗での一服。小さな鼻とちょこんと付きました尻尾が可愛らしい和菓子は猪でした。

 

毎月10日に与州窯工房におきまして「お茶を飲もう会」 が行われております。藤田先生の和歌や書のファンの方々から好評の短冊プレゼントは今年も続けてくださるそうですので、そちらもお楽しみに。ワイワイと賑やかで気軽な会ですので、機会がございましたら是非ご参加ください。

■日時: 毎月10日    午後1時〜4時 (時間内、出入り自由です)
■場所: 与州窯工房  愛媛県新居浜市萩生字河の北66-2
■会費: 1.000 円

※都合(茶陶展など)で休ませていただく場合がございますので、県外から見えられる方や初めてご参加の方、人数の多いグループの方などはお手数ですが前もってお問合せください。

| お茶を飲もう会 | 16:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
志野矢筈口水指

藤田先生がお元気で窯仕事をされていらっしゃるご様子に、自分も負けずに頑張りたいとのお声が全国から届いております。藤田先生は年中、猪突猛進。年末より志野矢筈口水指(しのやはずぐちみずさし)作りに邁進されていらっしゃいます。


藤田先生がお若い頃に作られたという志野矢筈口水指をご覧になり、見た目だけで無くその技術力の高さに驚かれたという著名な茶道家の方がいらっしゃいました。そんな志野矢筈口水指づくりを四十年ぶりに始められました藤田先生。当然のことながら初めて拝見させていただいております。
中に空気を含むパイプ状(裏側に隙間が無い始末方法)の口造りが特に難しいとのことですが、そこに行きつくまでには造形上30cm近くもの高さを確保しなければならないのだとか。百草土の原土はそのサクサクとした粘りの無い土質のため、他の材よりも扱いが容易でないことは前々から陶芸をされる皆様方からもよくお聞きいたしておりましたので、そのたいへんさがうかがえます。昔から水指を形作る方法は様々あるそうですが、「職人の意地」をもち出し轆轤を用いて一気に引き上げるという難しい方法をあえて選択するという姿勢はやはり藤田先生らしいです。
「何十年も水指は作っていないから作り方を忘れてしまった」とおっしゃりながら、口造りを作るために極限まで柔らかくしたという百草土。厚さ5个曚匹鯤櫃舛覆ら30cm近くの高さまで一機に轆轤で引き上げ、そのままクルッとパイプ状に口造りを作るという至難の業に、これが「技術力の高さ」と評された所以なのだとあらためて感心いたしております。今回は更にそのまま轆轤を回しながら胴や胴裾(ハカマ)の仕上げに入られたため、轆轤が高速回転する度に口造りがブルンブルンと振り回されてグニャッとしている状態を目の当たりにしました私はハラハラ、ドキドキが止まりませんでした。スッキリした中にも野暮ったさが要るという藤田先生の志野矢筈口水指。その仕上げにも目が離せません。

| 陶 芸 | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0) |